日経ソフトウェア2006年3月号を読んでいたら,JavaScriptのライブラリのデファクトスタンダードとなりつつある「prototype.js」というものが紹介されていた.これを使うと,ブラウザで異なるコード処理をprototype.jsにやってもらいつつ,それ以外の部分を開発するだけでよい,というのが受け入れられつつあるらしい.
早速,特集の記事を参考にAjaxを使った実験で使ったコードを利用して使ってみることに.AjaxのキモとなるXMLHttpRequest()とActiveXObject('Microsoft.XMLHTTP')の処理を書かなくてもいいというのは便利(ちなみに前者はFirefoxやOperaで,後者はIEでAjaxを使うときに必要な宣言).ただし,prototype.jsのどの部分で処理しているかはだいたいわかるものの,どんな処理をしているかは今のところ理解できていない.ただ,これを使いこなせるようになれば,開発時間の短縮は可能かも,という実感はできた.
なお,prototype.jsはPrototype JavaScript Frameworkというサイトからダウンロードできる.prototype.js単体をダウンロードしたいときは「Just the .js, please.」から,prototype.jsを小分けにしたライブラリ群が欲しければ,「Download the latest version」からそれぞれダウンロードできる.