via: 嶋田さん(関高)に最優秀賞・算数・数学の問題づくり(北陸中日新聞).
岐阜県教育委員会が,県内の小中高生を対象に算数・数学の問題を作成する「算数・数学の問題づくりコンテスト」というコンテストを行い,その結果と問題が公開された.最優秀賞は高校生が作った問題で,問題の分野は組み合わせの応用問題であった.問題は以下の通り.
Aさんが1日4時間勉強するという目標を立てた.12日目が終了した時,目標を達成できたのは6日間だったが,達成できなかった日数が達成できた日数を超すことはなかった(例:3日目なら達成2日・不達成1日,達成3日・不達成0日の2通り).初日から12日目までの達成・不達成のパターンは何通りあるか.
それ以外にも,小学生が唯一受賞した問題があるが,こちらは平均を求める問題であった.問題は以下の通り.
T君はこれまで何回かテストをやってきて平均点は70点だった.今回のテストで94点を取り,平均点は74点になった.テストを何回受けたか.
通常は先生方が問題を考えるパターンが多いが,このコンテストでは生徒・児童が問題を考えるという,普段の逆のアイディアがコンセプトとなるコンテストというのは,変わってて面白い試みであると思う.しかし,大の大人がこの問題に手を上げてしまうようでは,どうしようもないかと.
ちなみに,他の受賞者の問題は,岐阜県総合教育センターのサイトで12月中旬から掲載されるそうである.